Chemical Oxygen Demandの略称。 BODとともに有機物などによる水質汚濁の程度を示すもので、酸化剤を加えて水中の有機物と反応(酸化)させたときに消費する酸化剤の量に対応する酸素量を濃度で表した値をいう。数値が大きいほど汚濁負荷が大きいことを示し、東京湾では夏季に高くなる傾向がある。 湖沼及び海域の水質を表す指標として用いられ、環境基準が設定されている。 |
数値 | 汚濁の目安 |
0mg/L(リットル) | 汚濁のないきれいな水 |
1mg/L 以下 | ヤマメ、イワナなどが住むきれいな渓流 |
1〜2mg/L | 雨水と同じくらい |
2〜5mg/L | 少し汚れている。3mg/L 以下ならサケアユが住める |
5〜10mg/L | 汚れている汚濁に強いコイやフナなどが住む |
10mg/L 以上 | 大変汚れていて下水や汚水がこの値を示すことが多い |