水質汚濁防止法の規制のうち汚濁物質が拡散されにくい閉鎖性海域の環境基準を達成するため、当該海域へ排出される汚濁物質の総量(汚濁負荷量)を規制する規制方式のこと。
水質汚濁防止法の排水規制に該当する事業所のうち、当該海域とここへ流入している河川に排水している日平均排水量が50m3/日以上の事業所が規制の対象とされ、業種区分ごとの排水量から事業所などを単位として規制値が定まる。定期的に規制値を見直すことにより、汚濁負荷量を計画的に削減しようとする制度である。対象となる閉鎖性海域には東京湾、伊勢湾、瀬戸内海の3海域が指定されている。
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