用語解説
家庭や工場から排出される汚濁物質量をいい、汚染源から排出される量とその汚濁物質量の濃度の積によって計算される。
一般的に環境基準等の目標とする水質汚濁の程度は汚濁物質の濃度で表されるため、水質汚濁防止法や条例等で、工場などの公共用水域への排水に対して濃度規制が設けられている。しかし、濃度の薄い排水でも排水量が多ければ、水域に流れ込む汚濁物質の量は多くなる。東京湾等の閉鎖性海域では、排出された汚濁物質が湾外に出ていきにくい等の問題があるため導入された考え方である。