千葉県内の各構成自治体の紹介


千葉市

写真:人工海浜「検見川の浜」

人工海浜「検見川の浜」「検見川の浜」は,一年を通しウィンドサーフィンや釣り,浜辺を散策する多くの人達に利用されています。また,本市の人工海浜は「検見川の浜」の他に「いなげの浜」,「幕張の浜」などもあり,総延長は約5.2kmにおよび,埋め立て以前の水際線約12kmの43.3%を再生しています。特に,いなげの浜は昭和50年に全国初の人工海浜として整備され,夏期には海水浴場として市民に親しまれています。また,幕張の浜には千葉市の鳥である「コアジサシ」が営巣し,「カンムリカイツブリ」などの珍しい渡り鳥が飛来しています。
 千葉市の面積約272kmの内,33.56kmが埋め立て地で,全体の12.3%にあたります。埋め立て以前の海岸は,遠浅の干潟が沖合2kmも広がっていました。現在,これを取り戻す事は不可能ですが,都市と自然の共存のなかで,市民のレクレーションの場として利用される人工海浜が,さらに多くの人達の憩いの場となるよう,東京湾の水質改善を推進します。


浦安市

写真:「三番瀬を望む」”帰り船”

「三番瀬を望む」‘帰り船‘ 東と南が東京湾に面し、西は旧江戸川に面した河口に位置する浦安市は、明治22年三村合併により浦安村となって百年、現在の浦安市に至っている。昭和46年漁業権を全面放棄する以前は漁師町として栄え、山本周五郎の「青べか物語」の舞台としても有名である。昭和33年には、水質二法を生むきっかけとなった本州製紙悪水放流事件が起こり、その名を全国に轟かせた。
 その後、昭和56年に第二期埋立事業も完了し、市域面積が4倍の16.98kuとなり、大規模レジャー施設「東京ディズニーランド」や大型ショッピングセンターなどが進出してきた。人口も13万人を突破し、かつて漁師町だった面影は殆どなく、近代的な都市整備が進んでいる。このような中、市民の水辺への関心は高く、海域や河川の悪臭問題など水質汚濁に関する情報や問い合わせは後を絶えない。又、親しみ深い東京湾や旧江戸川並びに市内を流れる河川では、週末になると釣り客などで賑わっている。


市川市

写真:江戸川河口(江戸川放水路)

江戸川河口(江戸川放水路)  市川市は、江戸川を境に東京都と接しています。また東京湾の最奥部に位置し、三番瀬は昔から海苔・アサリの漁場として利用されて来ました。
 江戸川放水路は海から3km上流に堰(せき)があり、洪水のときをのぞいて開くことがないため、海水で満たされ、潮の影響を受けています。河口では、東京湾最奥部で春先にふ化したハゼが夏から秋にかけてあがってきます。秋にはハゼ釣りのボートで賑わい、風物詩となっています。


船橋市

写真:三番瀬の鳥たち

三番瀬の鳥たち  海老川に小舟を浮かべて橋の代わりにして渡ったという故事からその名がついた「ふなばし」は東京湾の最奥部に位置し、栄養分を含む海老川からの水が海水と混ざり合い、昔から海苔、魚介類に恵まれた好漁場として栄え、また、東京から近い海水浴場のある街として多くの人から親しまれてきました。
 近年は、海岸線の埋め立てが進みましたが、一部を「海浜公園」として整備し、市民の憩いの場として、春先は潮干狩りでにぎわっています。
 また、沖にある「三番瀬」は渡り鳥の休息場所となっており、干潮時には多くの鳥が集まってきます。


習志野市

写真:谷津干潟・谷津干潟自然観察センター

谷津干潟・谷津干潟自然観察センター  習志野市の南西部には、二本の河川により東京湾と接続している谷津干潟があります。
 この干潟は、もともと東京湾奥部の干潟が埋立てを経て残されたもので、シギ・チドリ類、カモ類等の渡り鳥飛来地となっており、特にシギ・チドリ類については、渡りの中継地として重要な干潟となっています。 そのため平成5年6月10日には、特別鳥獣保護区となっている40.1haの区域が、ラムサール条約登録地となりました。
 これにより、谷津干潟は国際的にもより一層の価値を持つ干潟として認められることとなりました。
 ご紹介する谷津干潟自然観察センターは、この谷津干潟の保全と自然とのふれあいを楽しむことを目的として、平成6年7月、谷津干潟公園内に整備されたもので、干潟の野鳥観察や生態学習が行えるようになっています。 ホームページアドレス http://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/


市原市

写真:海釣り施設

海釣り施設  市原市は、千葉県の中央部に位置し、県内では面積が最も大きい市で、市の中央部を養老川が流れています。
 かつては、温暖で肥沃な耕地と豊富な海産物に恵まれた農漁村地域でしたが、昭和30年代前半から遠浅の海岸の埋め立てが始まり、臨海部には巨大な石油化学コンビナートが形成され、日本有数の工業都市へと大きく変貌・発展してきました。
 しかし、この埋め立てにより、海岸には海水浴など人々が水辺に親しめる場所は、ほとんど失われてしまいました。このような中、市民から水辺に親しめる場所を、という要望もあり、平成2年にここに紹介いたします「市原市海釣り施設」が完成いたしました。現在では、年間を通して多くの人々が訪れ、家族で釣りを楽しむことのできる憩いの場所となっております。また、近くの養老川河口には、小規模ながら干潟もあり、干潮時にはカニや鳥の姿も見られる貴重な自然が残されています。


袖ケ浦市

写真:袖ケ浦市海浜公園

袖ケ浦市海浜公園  袖ケ浦市は千葉県の中西部、首都圏から50q圏内に位置し、臨海部は近代工業地帯、内陸部は緑豊かな農村地帯という2つの顔を併せもつまちです。
 臨海部は、かつて浅草海苔の養殖やあさりの産地として、また夏には海水浴場として賑わった袖ケ浦海岸が広がっていました。しかし、昭和41年から始まった埋立て事業により京葉コンビナートの一翼を担う工業地帯に様変わりし、今では当時の面影を失ってしまいました。
 このような中で南袖にある袖ケ浦海浜公園は、市民の貴重な憩いの場となっています。園内の展望台からは東京湾アクアラインをはじめ、晴れた日には富士山を望むことができる絶好のロケーションです。


君津市

写真:君津市上空から東京湾を望む

君津市上空から東京湾を望む  君津市は温暖な気候に恵まれており、東京湾に面した千葉県のほぼ中部に位置し、面積は県内第2位の広さを誇っています。
 また、房総半島の緑豊かな山間を水源とする小櫃川と小糸川が広大な市域を潤しており、両河川の上流域にはいくつものダム湖があり、親しみ深い水面を醸しています。そこから、中流域の実り豊かな田園地帯や丘陵地帯をめぐり、東京湾へと注いでいます。
 このように、本市は、水と緑に恵まれた潤い豊かな特性を有し、都市、農村に加え山間が織りなす懐深い風土が形成されています。


木更津市

写真:東京湾アクアライン(海ほたる)

東京湾アクアライン(海ほたる) 房総半島中央部西海岸に位置し、東京湾を隔てた川崎市とは東京湾アクアラインで結ばれています。古くから海上および陸上交通の要衝として栄え、南房総の中心都市として発展してきました。
 海岸線には小櫃川河口干潟を含む盤洲干潟等が広がり、遠浅の波静かな海を利用して大正時代から海苔とアサリの養殖が行われ、現在に至るまで好漁場となっています。
 また、盤洲干潟は面積が768haに及び、植物連鎖が秩序よく保たれ自然の生態系が保持されており、東京湾の水質浄化にも大いに寄与しています。


富津市

写真:富津岬

富津岬  富津市は、千葉県の東京湾口付近に位置し、年間を通じて気候は、温暖である。
 東京湾に突き出た富津岬から変化に富んだ長い海岸線や緑豊かな山なみが続く、首都圏近郊では数少ない美しい自然が残されている。
 また、海岸では、海水浴や潮干狩りを楽しむ観光客が集まり、遠浅の海岸を活用したのり養殖やあさりの増養殖が図られ、漁業も行われる等、自然を生かした水産業も大変盛んに行われている。富津市の宝物は、恵みの海である。


館山市

写真:館山湾

館山湾 冬暖かく夏涼しい自然に恵まれた館山市は、およそ400年前の天正16年、里見義康が居城を築いてから世に知られるようになり、地理的歴史的背景から、明治11年に北条に安房郡役所が設置されて以来、安房地方の政治、経済、文化等のあらゆる面の中心地として繁栄してきましたが、昭和5年館山航空隊の開設、さらに戦時中には洲ノ崎航空隊、館山砲術学校が相次いで置かれ、軍事的枢要の地となりました。しかし、終戦とともに昔の静寂さを取り戻し、その後昭和28年に海上自衛隊館山航空基地が設置されましたが、水産基地、観光都市へと移行してきました。
 本市の西端にある洲崎灯台を分岐点として、北側に東京湾の入口にあたる館山湾を抱き、南側の男性的な太平洋の荒波とは対照的に、波静かで女性的な館山湾は別名「鏡ガ浦」と呼ばれ、天然の良港であり、古くから、カツオ漁に欠くことのできない餌イワシの供給地として全国的に有名で、他府県漁船の来泊も極めて多く、また、江戸時代から、白砂青松の地として紹介され、文人墨客の滞在も極めて多く、これらの人々は現在の避暑避寒に来房する奥の観光客の先駆を成したといえましょう。


鋸南町

写真:勝山浦

鋸南町沿岸部 鋸南町は、南房総の玄関口に位置し、西に東京湾、北に鋸山と、海と山に囲まれ、温暖な気候と東京に近い地理的条件に恵まれ、昔から基幹産業である農漁業はもとより、海水浴場として親しまれてきました。
 漁業は古く、江戸時代、房総半島を回って東京湾に入り込む槌鯨を捕獲の対象にしていた勝山浦(鋸南町)の捕鯨史に始まり、サバ、アジ、イワシ、サザエ、アワビなどを採る漁業が盛んに行われてきましたが、近年は、ハマチ、マダイ、ヒラメ、ワカメの養殖漁業が安定した漁業基盤となり、豊富な魚介類が毎日消費地へ出荷されています。


南房総市

写真:岩井海岸と臨海学校

岩井海岸と臨海学校 平成18年3月20日に富浦町、富山町を含む6町1村が合併し新しくできた市です。南房総市の中で東京湾に面している海水浴場は全部で4箇所あります。海水浴場の水質の向上のため富山地区と富浦地区に廃水処理施設があり設置をしてからは、非常に良い水質を保っています。また、南房総市は漁業も盛んであり、年間を通してさまざまな魚が水揚げられます。


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